大学入学から受験資格を得るまで最低8年が必要とされる臨床心理士。資格取得後はさぞ就職先に不自由しないかとおもいきや、実際にはなかなか困難で、公務員以外は公募がほとんどなく、自力で病院等の非常勤を見つけるのがやっととのこと。福祉や司法等の公共団体は人気のある職場のうえ募集人員も多くないため狭き門となっています。
こうした背景からか、開業する人も少なくないようです。
臨床心理士の一般的な開業は、カウンセリングを主とした相談室というスタイルですが、こうした開業には特に資格が必要なわけではなく、自称カウンセラーでも開業は可能です。
そのため多くの民間カウンセラー養成講座が高い受講料を取り短期間でカウンセラーを誕生させ開業させています。
しかし、資格があるということと、開業して精神療法がきちんとできると言うことはまったく別の次元の話です。実際、精神療法をきちんとできるようになるためには、最低でも5〜10年ぐらいの臨床経験は必要と言われています。
開業するにあたっては、臨床能力が必要なこは言うまでもありませんが、経営者としての営業能力・経営能力・人間性もろもろをも含めた社会性も重要です。

臨床心理士またはカウンセラーとしての開業事例
@はあと・くりにっく
女性と夫婦の相談を得意とし、多くのマスコミも取り上げ、各方面から評価の高いカウンセリングルーム。
代表の西澤寿樹氏は臨床心理士、産業カウンセラー、不妊カウンセラー 他。

北陸内観研修所
精神医学・心身医学・心理学・矯正教育・産業・学校教育等の分野でも研究や実践が活発に行われている内観と呼ばれる自己探求法を行う研修所
心の病の人とその家族が社会復帰の目的で、また、「自分を見つめる」という純粋な目的で研修に参加する人も多い。
所長の長島正博氏は臨床心理士

遠藤嗜癖問題相談室
心と人間関係の悩みを持つ方のための相談室。嗜癖問題をはじめ、不登校・家庭内暴力などの思春期の問題や、夫婦関係・家族関係の問題に悩むご本人やご家族を対象に相談・治療を行う。
スタッフ9名は精神保健福祉士、臨床心理士、社会福祉士等の資格を持つ。