1987年、看護婦初の副院長が誕生し今や全国で50人の看護職副院長が活躍するまでになり、病院経営の意思決定に直接参画しうる位置づけとなされるなど、経営者として看護職への期待が高まってきました。
「看護婦」から「看護師」に名称変更になったことも、医師、薬剤師と同格の名称にすることで、単に社会的地位を格上げするためではなく、実力も名称にふさわしくレベルアップするという意図があってのことでしょう。
米国では1960年代にすでに「看護師に医師と対等のパワーを」との認識が高まり、看護師の高学歴化・専門化が目立つようになり、現在では、検査、薬剤の処方、治療ができる「ナースプラクティショナー」という制度ができ、看護師がクリニックを開設するまでになりました。
日本の看護師にとってもこのような制度は望まれることではありますが、社会的背景などの違いもあり日本で導入される可能性は薄いでしょう。
しかし、別な方法で医師の管理下から離れ独立して看護師として活躍する道はあります。
2000年4月の介護保険法施行により、居宅介護支援事業の設立が容易になり、医師とパートナーシップを持ちながら訪問看護ステーションを運営する会社を設立する起業家ナースが増えはじめました。
一昔前では考えられなかった看護師の独立。今後はまた別なタイプの起業ナースが登場してくるでしょう。

起業看護師のための参考ホームページ
キャンナス/ナースケア
看護師の菅原由美氏が代表を務める訪問ボランティアナースの会のキャンナスと介護保険、医療保険の枠内でのサービスを提供する有限会社ナースケアのホームページ。

e-nurse network
起業ナースの草分け村松静子氏が代表を務めるe-nuese network
看護職と様々な分野の専門家が、情報・コミュニケーション・教育を基盤に「give & take」の精神で連携を図れる会員制ネットワーク。

財団法人日本訪問看護振興財団
訪問看護に関する調査研究から、訪問看護の事業に従事する人材の育成や事業に対する助成等を行っている。
訪問看護事業の開設・運営のQ&Aもあり。